布団は毎日使うものですが、なかなか洗えるものではありませんよね。
放置すると、湿気によって寝苦しくもなりますし、カビやダニの繁殖によって体調不良を起こしてしまうこともあります。
布団乾燥機はカビやダニの対策、そして快適な睡眠を作るのにとっても役立ちます。
ここでは、布団乾燥機のメリットやメーカーの選び方口コミなどをご紹介していきます。
〇布団乾燥機を使うメリット
布団乾燥機は、布団に温風を送り、布団の内外の湿気を吹き飛ばす商品です。
梅雨時期や夏場のように、寝汗や湿度が高く、布団が湿ったりしても中々、梅雨時期には布団を外に干すことが出来ません。
また、冬場はお布団を寝る前に温める事が出来るため、1年を通して活躍してくれるのがポイントです。
また、布団だけでなく容量が限られますが、靴屋、靴下・下着等ちょっとしたものを乾燥させるのにも向いています。
・布団乾燥機の種類
布団乾燥機には、マット付とマットなしの2種類が存在します。最近はマットなしタイプが多く出回っていますが、使用用途に合わせて購入を検討した方がいいと思います。
マットなしタイプ
マットなしは、アタッチメントを敷き布団と掛け布団の間に入れて使用するタイプです。マットを引く手間が省けるため、手軽に布団を乾燥させることが出来ます。
また、マットをたたむ必要もないため、使う頻度が多い家庭に向いています。しかし、布団中央部に対しての効果はあるものの、端付近には温風が行き届かず、きちんと乾燥しきれない可能性があります。
マットありタイプ
一方マットタイプは、式布団とかけ布団の間にマットを敷いて乾燥させます。布団の端から端まで熱が届くため、ダニ退治にもより大きな効果が得られます。しかし、使用するたびにマットを敷く手間が発生してしまうところがデメリット。また、マットの大きさに対して布団の大きさを確認しておかないと、サイズ違いで結局端にまで熱が行き届かない可能性があります。
〇布団乾燥機お勧めメーカーと紹介
それでは、各メーカーが発売している布団乾燥機のお勧めを紹介します。
・アイリスオーヤマ布団乾燥機
アイリスオーヤマの布団乾燥機は、比較的安価の商品が多く、尚且つ高性能モデルがそろっています。布団乾燥機で迷ってしまったら、アイリスオーヤマを選んで、まず間違いはないですよ。
・ツインノズルのハイパワータイプで二つの布団も同時に速暖
1000wのハイパワーで、冬の寒い布団も約5分で温める事が可能です。また、ロングノズル搭載で、布団のすみずみまで、温風を行き届かせます。
・簡単設置、マットいらずですぐに使える
ホースの長さを変えることにより、一つは手前、一つは足元に設置する事でまるで、マットを敷いたのと同じくらい全体に熱を届けます。そして終了後はホースを縮めるだけで簡単お片付け。いそがしい毎日にはとてもありがたいですね。
・専用布団袋を使えば、約80分で99%以上のダニを退治
マットタイプの乾燥機に対しては、ダニ退治が弱いマットなしタイプ。この商品は専用のダニ撃退専用袋(付属)を使う事で、ダニを退治してしまいます。毎回やる必要性はないので、時間があるときにかけられますね。
・わかりやすいモードで、初心者でもらくらく扱える
あたため、冬、夏、ダニ対策の4つのモード。
表示が見やすく、まるでスマホのように感覚で操作する事ができて簡単に設定が出来ます。
さらに、速乾・速暖を可能にするターボモードなら、すみずみまで温風が広がるから足元もあったか。乾燥もパワフル。
現在の運転状況がひと目でわかる「残り運転時間表示モニター」や「温風サイン」も搭載しています。
・布団以外の乾燥もお任せ
靴の中は雑菌の倉庫です。ハイパワー可能期の為、短時間ですばやく、しかも2足同時に乾燥できるのもアイリスオーヤマの特徴ですね。
そして、アイリスオーヤマは、なんといっても価格が安く高性能な商品を扱っていることですね。このモデルと性能では非常に安価に発売されていると思います。
・製品仕様
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 1000W |
寸法(ホース折りたたみ時) | 幅168×奥行213×高さ370mm |
質量 | 2.1kg |
電源コード長 | 1.9m |
安全装置 | 室温センサー、サーモスタット、温度ヒューズ |
タイマー | 5、15、30、45、60、75、90、120、180(分) |
付属品 | くつ乾燥アタッチメント×2 ダニ撃退ふとん乾燥袋 アロマケース (脱脂綿×3) |
また、アイリスオーヤマにはノンターボタイプや、シングルノズルタイプもあります。詳細は下記をご覧ください。
※Wノズル ターボなし
※シングルノズル ターボ付き
※シングルノズル ターボなし
・アイリスオーヤマ布団乾燥機メリット・デメリット
どの商品にもメリットとデメリットがあります。ここでは、良い点と悪い点を口コミを交えながらご紹介します。
・軽量・コンパクト
・小さいのにパワフル温風
・わかりやすい操作性
・他社と比べ価格が安い
・ジャバラが柔らかく、安定しない
・運転音がうるさい
・壊れやすい
意外と壊れやすい・・・との悪い口コミが多かったような気がします。ただし、アイリスオーヤマは、価格を安く提供するため、必要最低限の部品しか使っていません。その為、シンプルな構造となるので、故障に対するリスクは低いと思います。
恐らく、価格が安い=壊れやすいといったイメージが付いているのかもしれませんね。
〇日立布団乾燥機
日立は、「V字型」布団乾燥アタッチメントを採用し、敷布団を挟むことで、式布団の後ろ側まで乾燥させることが出来る商品です。
特徴的なのは、V時に設計されたノズルです。これは、敷布団に挟み込むように設置する事で、布団の中で一番湿気がこもりやすい、裏側まで乾燥させることが可能となります。
上記は、公式ページで60分間乾燥機を使用したときの、温度変化です。
敷布団の表面は完全に温風が行き届いており、裏面に関してもかなりの範囲で温風がいきわたっています。
しかし、両面乾燥はあくまで温風を分散してしまうので、普段はノズルを掛敷の間に入れ乾燥し、定期的に表裏乾燥を行うようにした方がいいですね。
また、日立の布団乾燥機は、静音性にも優れています。「静穏コース」を搭載しており、運転音は30bdにまで抑えることができるため、音に敏感な方にはお勧めですね。 ※通常時は約50db
・ふとん以外の乾燥も得意
「くつ、ブーツアタッチメント」を使う事で、雨でぬれたくつやブーツを乾燥させることが出来ます。
また、V時ノズルを使う事で、高い位置に干している衣類なども集中的に乾燥させることができ、衣類乾燥機としても活躍させることが出来ます。
除湿機と比べて、重量も軽くコンパクトの為、気軽に乾燥できることが、日立の特徴ですね。他メーカーの場合、ジャバラホースが邪魔をして、なかなか、乾燥させたいほうに、温風が行き届いません。
その点、日立はダイレクトに本体とアタッチ面を装着できるため、狙ったところに、思い通りに風を送ることができるんです。
・前年モデルとの違い
それでは、今回紹介させて頂いている「HFK-VS3000」と前機種「HFK-VS2500」は何が変わっているんでしょうか。
違いは3つ。「ダニ対策コースの時間短縮」「カラーバリエーション」「抗菌加工」となります。
〇ダニコース時間短縮
・「HKF-VS3000」 約78分
・「HKF-VS2500」 約90分
時間が約12分短縮されています。しかし、出力される力は同等で、アタッチメントも同形状の為、技術的な改善によってというよりは、再検証を重ねた結果・・・というような判断が正しいかと。
それでもダニ退治の時間が12分短縮されたことは、時間も電気代も短縮できて嬉しいことですね。
〇カラーバリエーション
前機種は、「プラチナS」と「ゴールドN」の2色に対し、今モデルは「シャンパンゴールド」と「メタリックグレー」となっております。
色は好みになるので、お好きな色を選びましょう
〇抗菌加工
今年度のモデルには、従来モデルには搭載していなかった、抗菌加工が施されています。
今回抗菌加工が施されている個所として
・操作部
・ふた
・ハンドル
・布団乾燥アタッチメント
ここは、人が良く触れる箇所となります。つまり、より清潔に使えるものを探されているのであれば、日立をお勧めします。
〇Panasonic布団乾燥機
Panasonic布団乾燥機は「マットなし」タイプと「マットあり」タイプの2種類があります。
それぞれお勧めの機種を紹介しますね。
マットなしタイプ
Panasonicと言えば「ナノイー」ですね。日立布団乾燥機は、本体に抗菌加工が施されていますが、Panasonic 「FD-F06X2」は、温風そのものに「ナノイー」が組み込まれ、脱臭効果があります。
枕カバー等の頭皮臭や寝汗後の体臭などを、「ナノイー」が抑制してくれて、その効果は絶大です。
また、FD-F06Xは、従来のホースの長さと比べ、20%もUPしているのもプラス材料ですね。
布団乾燥機にとって、意外とこのホースの長さって重要なんですね。短いと届かないし、届いたとしても差し込みがあまく、乾燥が不十分なんてこともあります。
特にベットなどで使う場合は、この問題が多く取り上げられています。FD-F06X2はそんな問題を約100cmのロングノズルで改善しており、ほとんどのベットで使用が出来るようになっています。
「すぐポカノズル」で、広範囲に素早く効率的に
FD-F06X2は、マットなしタイプの課題である、「布団の隅々まで乾燥させにくい」という事を克服。
ノズル先端に設置された突起が掛布団を押し上げ、空間を作ります。さらに、上下方向と下方向へ温風を当てることにより、効率的に乾燥する事が出来ます。
そのため、消費電力も抑えられ、他社メーカーと比べると、約120Wほどの省エネにつながります。
「靴乾燥」としては?
もちろん他社ーメーカー同様に、簡易的な感想はついています。
違いはルーバーを使用した乾燥の為、除湿器に近いイメージで乾燥を行います。その為、衣類などを乾燥させるには向いているものの、くつ等の狭い空間を乾燥させるには多少不向きなところがありますね。
しかし、脱臭効果は抜群となるので、靴下などの乾燥にはもってこいになります。
「FD-F06S2」との違い
違いは「ナノイー」が搭載されているかどうかと、価格が抑えられているかの2点となります。
もちろん、予算との相談もあると思いますが、「ナノイー」には消臭効果がありますので、布団乾燥機と相性抜群です。
Panasonicの布団乾燥機を選ぶのであれば、迷わずFD-F06X2をお勧めします。
マットありタイプ
続いては、「マットあり」布団乾燥機となります。
「マットなし」が主流となり、販売数も伸び悩んでいる「マットあり」ですが、需要ままだまだあります。
それは、なんといっても乾燥力ですね。「マットなし」タイプも、全体乾燥をうたい、「マットあり」タイプに追いつこうと日々改良を重ねておりますが、直接マットを敷いたときの乾燥力には及びません。
FD-F06J7は、縦180cm×横117cmのマットの為、シングル用の布団であれば、ほぼ全体を乾燥させることが出来ます。
また、衣類ドライカバー付きで、衣類乾燥も可能。「マットなし」とは違い、完全にカバーで衣類を覆いかぶせるので、乾燥ムラを防ぎ、生乾き臭を抑える事が出来ますね。
しかし、「マットあり」タイプは、使うとき・しまうとき、結構めんどうに感じる人も多くいると思います。
頻繁に使うというよりは、定期的に使用する形となります。しかし、価格帯は、「マットなし」と比べて比較的安価となります。ご予算に合わせて選ばれてもいいですね。
・「FD-F06J7」と「FD-F06A7」の違い
上記商品との違いは、「衣類乾燥」が付いているかいないかです。
布団乾燥のみを検討している方であれば、上記商品で衣類乾燥以外の違いはありません。
〇まとめ
布団乾燥機は今ほとんどが「アイリスオーヤマ」「日立」「パナソニック」の3メーカーで構築されています。
・アイリスオーヤマ
価格帯が安く、使い勝手は良い。ショップチャンネルなどでも多く宣
伝されており、知名度が高い。音が多少大きい。
・日立
ほかの布団乾燥機ではできない、「敷布団の裏」にまで、乾燥を行える
。多少重く持ち運びには不利ですが、靴乾燥・衣類乾燥の直線的な乾燥
に強い。
・Panasonic
「ナノイー」効果で脱臭力がピカ一。電気代も安い500W以下であるが
靴の乾燥にはいまいち。しかし匂いの起こりやすい靴下の消臭には効果
絶大となる。
個人的には、Panasonicがお勧めですが、やはり値段が少し高めとなりますね。
いかがでしたでしょうか。本日は布団乾燥機をご紹介させて頂きました。最近ブログランキングも参加しています。よろしければ「ポチッ!」とよろしくお願いします。