本日は、おすすめ衣類除湿乾燥機5選をご紹介します。
そもそもコンプレッサー式除湿機の、この「コンプレッサー」とはどんな特徴か触れてみたいと思います。
〇コンプレッサー式除湿機とは
空気を冷やして結露させ、水分を取り除く方法。コンプレッサーを通して冷媒(フロンガス)を循環させて、冷却器で湿った空気を冷やして湿気を水滴に変えます。
普段の生活の中で例えると、夏場に氷水を放置すると、コップ表面に水滴が浮かび上がってきますよね?これは、室内の空気が氷水で冷やされて、結露したもので、原理はそれと一緒になります。
冷たい水の入ったコップがコンプレッサーの役割ですね。
【メリット】
・電気代が安い
・除湿量が多い
・梅雨や夏場に強く室温があがりにくい
・梅雨や部屋干しに向いている
電気代が安く、除湿量が多いのが特徴ですが、もう少しメリットについて触れていきます。
〇消費電力が少ない(電気代が安い)
コンプレッサー式は、デシカント式と比べると、電気代が安くなっています。
例 コンプレッサー
SHARP CV-L71 定格除湿能力 6.3L/日の場合
一時間当たりの消費電力 175W/約4.7円
デシカント
Panasonic F-YZUX60 定格除湿能力 5.4L/日の場合
一時間当たりの消費電力 465W/約12.5円
除湿量はコンプレッサーの方が上なのに、電気代は圧倒的に安くなります。
〇除湿量が多い
コンプレッサーは除湿量が多く、最高クラスのものだと、除湿能力で18L/日のものもあります。
お部屋がとても広く、コンプレッサーでないと、カバーしきれないケースもありますね。
〇梅雨や夏場に強く室温が上がりにくい
除湿機を買うなら、ここは必ずチェックが必要です。
除湿機を使うと、「室温は必ず上昇」します。
特に夏場等の熱い時期での室温上昇はかなり厳しいですよね。
コンプレッサー式除湿機は、温度が上がっても1℃~2℃程度となるので、そこまでの温度変化はないといってもいいです。
逆に低温時に使用する場合は、コンプレッサーの効果が最大限に発揮できないので、注意が必要。※デメリットにて細かく解説
そのため、梅雨時期などで、天日干しなどが出来ないときに最適となります。
【デメリット】
×本体が大きくて重い
×振動音がうるさい
×室温が低いと除湿能力が下がる
では、デメリットについても、詳しく触れていきます。
×本体が大きくて重い
コンプレッサーと、熱交換機器が金属の為、本体が大きくどうしても重くなってしまいます。
そして除湿能力が高い=出てくる水の量が多い為、受け皿のトレイも大きくなってしまいます。
先ほど例として上げたSHARP CV-L71も重量は約9.4KGあります。実はこれでも軽い方の分類なんです。
因みにもう一つのデシカントPanasonic F-YZUX60は約6kgです。なんと3kgも重いんです・・・
×振動音がうるさい
コンプレッサーの振動音が気になってうるさいと感じる人もいると思います。
実はdb数はそこまで実は変わらないんです。ただ、コンプレッサーの場合は、モーター音がとにかく気になってしまう人が多い為、うるさく感じてしまうのかもしれません。
×室温が低いと除湿能力が下がる
コンプレッサー式はとても寒さに弱いのです。お部屋の温度20度以上を推奨しているので、この室温以下となると、最大限の除湿能力を発揮できない場合があります。
デシカント式は暖かい風で衣類を乾燥させるのに対し、コンプレッサーは結露させて水分をとります。
そのため、温度の低い室内で、氷水をおいても、中々結露しないのと一緒で、コンプレッサーをキンキンに冷やしても水分をあまり取ってくれなくなります。
それでは、コンプレッサー式除湿機、おすすめ5選を紹介します。
|コンプレッサー式除湿機のおすすめ
1,SHARP コンプレッサー式衣類乾燥除湿機 CV-N180
SHARP独自「プラズマクラスター7000」を搭載。衣類を乾燥させながら、部屋干し衣類の「生乾き臭を消臭」「汗臭を消臭」「タバコの付着臭」を分解、除去する働きを持っています。
また、165CMの横幅「サイド送風」が搭載しており、一度に大量の衣類を乾かすことが可能。
定格除湿能力 16/18L/日(50Hz/60Hz)
除湿可能面積 50Hz 20畳~40畳 60Hz 23畳~45畳
タンク容量 約4.5L
使用可能温度 4~38℃
外形寸法 幅359mm×奥行248mm×高さ665mm
質量 約16.5kg
2,コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-H1821
冬場に弱いといわれるコンプレッサー式除湿機。しかし、コロナHシリーズは、ヒーター温風機能が付いており、10℃以下になった場合でも、ヒーターを使ってしっかり除湿します。
また、DCモータが搭載しており、低消費電力と静穏性に優れた商品となります。
定格除湿能力 16/18L/日(50Hz/60Hz)
除湿可能面積 50Hz 20畳~40畳 60Hz 23畳~45畳
タンク容量 約4.5L
使用可能温度 5~40℃
外形寸法 幅365mm×奥行202mm×高さ570mm
質量 約12.5kg
3,三菱 衣類乾燥除湿機 MJ-M120SX
「ムーブアイ」機能搭載で、洗濯物の位置や量、状態を検知し、3次元広角ルーバーで、ワイド送風。乾き残りもセンサーでキャッチしてくれるため、乾きムラをなくし、いやな生乾きの匂いも取り除きます。
定格除湿能力 11/12L/日(50Hz/60Hz)
除湿可能面積 50Hz 木造和室 14畳 プレハブ洋室 60Hz 21畳
タンク容量 約3.0L
使用可能温度 7~40℃
外形寸法 幅360mm×奥行210mm×高さ534mm
質量 約13.5kg
4,三菱 コンプレッサー式除湿機 MJ-PV250SX
こちらは、上記モデルの大容量タイプのコンプレッサー式除湿機です。インバーター制御により、湿度に応じてパワーを自動で調整します。
また24.5Lというハイパワーな定格除湿能力をもち、7畳のお部屋をわずか約13分で除湿可能と謳われています。
自動霜取り機能も搭載し、冬場での使用の能力をあまり下げず、使用が可能となります。
定格除湿能力 24.5L/日
除湿可能面積 50Hz 木造和室 31畳 プレハブ洋室 60Hz 47畳
タンク容量 約5.5L
使用可能温度 1~40℃
外形寸法 幅410mm×奥行299mm×高さ630mm
質量 約17.9kg
5、アイリスオーヤマ 空気清浄付き加湿器 DCE-120
空気清浄機を搭載し、コスパ良好です。空気清浄機は最大17畳の空気を綺麗に出来るのが特徴。価格帯はリーズナブルですが、定格除湿能力は約12Lとハイスペックなのもポイントです。
定格除湿能力 12L/日
除湿可能面積 木造15畳 プレハブ洋室 23畳
タンク容量 約4.0L
使用可能温度 3~40℃
外形寸法 幅343mm×奥行300mm×高さ617mm
質量 約14kg
コンプレッサー式除湿機は、特に夏場・梅雨時期に大活躍します。、また電気代が気になる方も、コンプレッサー式除湿機が断然お勧めとなります。