昨今高額モデルがとても人気の炊飯器。しかし高額だからこそ買った後にがっかりしたくありませんよね。そこで、今回実演やレンタルさせて頂いたときの、各社炊飯器の炊きあがりや味・硬さ等の感想を伝えさせて頂きたいと思います。
1,各社最上位モデルの特徴
・Panasonic 「SR-VSX1」
・象印 「NW-LB10」
・タイガー 「JPL-G100」
・東芝 「RC-10ZWP」
・日立 「RZ-W100」
2,各社口コミ
・Panasonic 「SR-VSX1」
・象印 「NW-LB10」
・タイガー 「JPL-G100」
・東芝 「RC-10ZWP」
・日立 「RZ-W100」
1,各社最上位モデルの特徴
・Panasonic 「SR-VSX1」
悩んだら「Panasonic」と言われるほど知名度が高く、平均レベルの高い炊飯器。焚き上りは「みずみず」しく、お弁当や冷蔵保存したときほど「とてもおいしく」しあがります。高温スチームにより、お米をしっかりとコーティングするため、お米が乾きにくく、銀シャリに近い仕上がりとなります。
こんな家庭におすすめ
・ふっくらよりも「みずみずしい」お米を食べたい
・仕事や学校で「お弁当」を良く作る
・食べ残ったお米は「冷蔵庫」で保存レンジで温める
おまかせ見極めだみ
お米は農作物の為、鮮度や銘柄でその年の出来栄えで味が大きく変わります。Panasonicなら鮮度や銘柄を自動的に見極め、新米のようなおいしさを引き出します。
鮮度焚きわけ
お米は水分量によって、焚き上りががらりと変わってしまうもの。鮮度焚きわけ機能により、水分の多い新米は余分な水分を飛ばしてハリを出し、乾燥米は圧力と高温スチームでみずみずしさのあるお米に仕上げます。
銘柄炊きわけ
全国63種類の銘柄が登録されており、設定する事で銘柄にあった品種を選ぶだけで、最適な焚き上りになります。
おどり炊き
2つのIHコイルの通電を高速で切り替えて、うち釜の中で激しくお米を躍らせます。これによってお米一粒一粒にムラなく熱を浸透させることができ、あまみとふっくら感のあるおいしい銀シャリ米に炊きあがります。
独自技術 高音スチーム
追い炊きと蒸らしの工程で、250℃(230℃)の高温スチームを釜の中に噴射してお米の芯にまで熱を浸透させます。また水のコーティング力を高め、乾きにくいみずみずしいお米に仕上がります。
ダイヤモンド竈釜
全面発熱6段IHが、お米のおいしさを最大限に引き出します。おいしいお米を炊き上げるのに大切な条件が高温加熱。Panasonicは高い発熱性と蓄熱性、断熱性を実現しました。軽く、強く、熱効率に優れ、そのまま洗米もできます。
・象印 「NW-LB10」
魔法瓶で有名な象印。焚き上りは「シャリに近い」感じです。口の中に入れつと「ホロホロとほぐれる」感じで、少し固めに仕上がります。そのため、「噛む回数が多くなる」事により、お米の甘みがとても強く感じます。噛み応えのあることが好きなかたにお勧め。また、40時間の長時間保温が可能で、朝炊いて夜までおいしさを維持する事が出来ます。
こんな家庭におすすめ
・お米本来の「甘み」を強く感じたい方
・ねっとりした食感より「さらっとした」食感を求める方
・食べ残したお米を「長時間保温したい」方
炎舞焚き
底IHヒーターを6ブロックに分け、対角線上にある2つのヒーターを同時加熱していきます。同時に2カ所加熱するので、より激しい対流でかき混ぜ、高温の熱をお米一粒一粒に伝えます。
豪炎かまど釜
IHと相性が良く発熱効率と蓄熱性が高い「鉄」素材を、熱伝導率の高い「アルミ」と耐久性に優れた「ステンレス」に組み込んだ構造です。内釜の内面に「うまみプラス」プラチナコート(遠赤外線+プラチナナノ粒子)でごはんの甘み成分のひとつである還元糖とうまみ成分のひとつであるアミノ酸を引き出します。
121種類の炊きわけ
炊き分ける食感の範囲を広げ、家庭ごとの色々な好みに応える「わが家炊き」。
前回食べたごはんの、かたさや粘りの感想を入力すると、炊き方を変えて食感を調整します。最大121通りの炊き方があり、どの家庭でも、好みの食感に炊くことができます。
お手入れ楽々
蒸気口がない為、とてもお手入れが簡単です。またトップパネルは凹凸が無い為、フレームは汚れてもさっと人吹きでよごれが落ちます
最大保温時間40時間
ふたセンサーと底センサーが保温に適切な火加減で温度をコントロールし、水分の蒸発を抑え40時間までおいしく保温します。あたたかいごはんを食べたい方におすすめの「高め保温」と、保温しない方におすすめの「保温なし」も選択できます。
・タイガー 「JP-LG100」
タイガー炊飯器は、うち釜に「土鍋」を採用しています。土鍋の最大の特徴は「土」で出来ているため、「小さな気泡」がいくつもあり、沸騰した時に「泡がとても細かく」なります。その為、沸騰した時にお米が飛び散らず滞留するため、販売されている炊飯器の中で、一番焚きムラの少ない炊飯器と言えます。
焚き上りの香りはとても強く、「香りで食欲」を増進させます。またとても「ふっくら」仕上がるため、すこしやわらかいお米が好きな方にお勧め。
こんな家庭におすすめ
・お米の香りを楽しみたい方
・少量炊き(2合以下)が多い方
・ふっくらとした触感を楽しみたい方
萬古焼 本土鍋
土鍋ならではの細かく均一な大量の「泡」がお米を包んで表面を守るため、お米同士がぶつかって傷つくことが少なく、旨み成分であるデンプンを閉じ込めます。表面つややか、もっちりとした食感に炊きあげます。
一合料亭焚き
お茶碗一膳分(0.5合)や炊込みごはんに対応した、
少量炊飯でも料亭のようなごはんが
ご家庭で楽しめる「一合料亭炊き」。
70種類の銘柄焚きわけ
同協会が保有する5,700を超えるお米の計測データを活用。水分率、たんぱく質やアミロースの量など、各銘柄の持つ特徴を科学的に細かく分析し、それぞれのお米に合った炊き方でおいしく炊きあげます。
・東芝 「RC-10ZWP」
東芝炊飯器の特徴は何といっても「真空圧力」ですね。
うち釜の内部を真空に近い状態にし、「お米の空気が抜けしっかりと水分を吸収」します。その為他社と比較し、「水分量の多いもちもち」食感のお米に仕上がります。
また、この真空は保温にも採用されており、象印同様「約40時間]の長時間保温が可能となります。
焚き上りは「芯までもちもち」に仕上がるため、やわらかいお米を食べたい方にお勧め。またとても「みずみず」しい為、とてものど越しがよいお米に仕上がります。
その為、どちらかというと高齢者の方に人気が高く、若い方にはあまり受け入れられないかもしれません。
こんな家庭におすすめ
・もちもちした食感を好まれる方
・固めよりもやわらかい焚き上りが好きな方
・朝炊いたお米を夜もおいしく食べたい方
「真空」の吸水力
内釜の中を真空にし、圧力差で芯までたっぷり吸水させます。しっかり水を吸ったお米は、内部まで熱が伝わりα化を促進。ごはんの甘みをアップさせます。詳細はこちら
大火力で、ごはんの粒が立つ。
強火で一気に炊き上げることで、一粒一粒お米の芯まで熱が伝わり、ふっくら粒立ちの良いごはんに仕上げます。
火加減で、ごはんが甘くなる。
炊きから蒸らしまで細かく調整することで、ごはんの甘味が増す温度帯をしっかりとり、お米が本来持っている旨みを引き出します。
・日立 「RZ-W100EW」
炊飯器を購入予定の方で、いきなり「日立」と考える方は少ないのではないでしょうか。
IH炊飯器のは価格も安くおいしく炊き上げることができるためとても人気がありますが、圧力IHとなると他社を最初に検討する方が多いと思います。
しかし、日立最上位モデルは、CMでも有名な「京の米店舗 儀兵衛」の極意がしっかり生かされている!と言われるほどの「ふっくらとした」食感を実現させています。
実際に食べてみた感想は、今までの日立炊飯器と比べ格段に「お米が甘くなった」事と、炊きあがったときの「ツヤ」が他社と比べてとても良いところでした。
日立は吹き上がる蒸気熱を、そのままお米に吹きかけることでそのツヤを引き出しており、お米の色が格段に良くなっています。
こんな家庭におすすめ
・小さなお子様がいて蒸気が気になる方
・炊きあがりから時間が経過してもみずみずしく食べたい方
・お手入れを簡単にしたい方
「外硬内軟」の炊き上がり
じっくりと米に吸水させたら、圧力をかけながら最高1.3気圧まで加圧し、沸点を最高107℃まで上昇させて高温で加熱。余分な水分を飛ばした後、圧力をかけたまま、さらに最高107℃のスチームを使い、高温を維持しながらじっくり蒸らす。↓八代目儀兵衛も認める「外硬内軟」の炊き上がりを炊飯器で実現しました。
大火力 沸騰鉄釡
鉄とアルミを合わせた多層な金属を採用し、大火力と軽さを実現。内釜底面の「凸底形状」で発熱面積を広げて、さらに泡を発生させ、ひと粒ひと粒に大火力の熱を伝えます。軽量で使いやすい内釜を実現するために、本体側に蓄熱性を持たせました。ふたとボディに伝熱性の低い素材を採用し、空気断熱層などで熱を閉じ込めます。
お手入れも簡単
通常うち釜での洗米は傷がついてしまう恐れがあるためお勧めしません。しかし日立のうち釜はカーボンフッ素加工を施しており洗米が可能。また凹凸が少なくお手入れがとても楽にできます。
1,各社メーカー口コミ
◇Panasonic 「SR-VSX1」 総合評価 4.77点
良い口コミ
評価★★★★★ 5点
IHで十分おいしいと思ったけど、今回思い切って購入。お米って炊飯器でこんなに変わるんだ!っと思えるほどおいしくなりました。
評価★★★★★ 5点
この前新しい炊飯器に買い替えました。家族全員が一瞬で味の変化にびっくりしてました。お弁当にも持たせたんですが、すごく喜んでいました
評価★★★★★ 5点
食べた瞬間おいしさを実感。私個人としては、お米が口の中にまとわりつかずに、するっと喉を通ってくれるイメージです。毎日お米炊くのが楽しみになりました。
悪い口コミ
評価★★☆☆☆ 2点
とにかく値段が高い。しかも値引きにも応じてくれず、全店で同じ価格で販売?って言ってた。
評価★★★☆☆ 2点
ご飯はとてもおいしく文句なしですが、無駄に機能がありすぎる気がする。機能が増えれば、その分故障のリスクが上がるような気がします。
◇象印 「NW-LB10」 総合評価 4.69点
良い口コミ
評価★★★★★ 5点
高級感があるし、土鍋とがって手入れもしやすい。なによりも今まで3万円ほどの炊飯器を使っていましたが、あまりの味の違いに思わず笑ってしまいました。
評価★★★★☆ 4点
凹凸がない方とても手入れが簡単でいい。メニューは多いですが、直感的な操作ができるので、特に操作はこまりません。さすが高級機といえるだけのことはあります。お米も断然においしくなりました。
評価★★★★★ 5点
機能は多すぎず、少なすぎずいいと思います。特急で炊き上げることが多いのですが、それでも格別においしくなります。普通に炊いたら旅館で食べるご飯みたいで感動。お金に余裕があればぜひ買った方がいいと思います。毎日食べるものなので。
悪い評価 ★★★☆☆ 3点
早炊きした時に、少し水っぽさが残った感じです。それ以外の仕上がりにはとても満足しています。
◇タイガー 「JP-LG100」 総合評価 4.24点
良い口コミ
評価★★★★★ 5点
操作パネルはとても多いきくて見やすいです。炊いている最中からとても濃厚な香りが立ち込めます。家ではゆめぴりかとブランド米それぞれあったので試してみましたが、どちらを使っても今まで使っていた炊飯器と比べて数倍おいしく感じました。冷めたご飯もちゃんと甘みともっちり感がありましたよ。
評価★★★★☆ 4点
操作が分かりやすい。タッチパネルの為感覚で操作可能。本当にご飯の味が格段に上がってびっくりしました。あと価格が10万円を超えるのにはやはり抵抗がありましたね。その為4点となりました。
悪い口コミ
炊きあがりの味は本当においしい。高級感もあって家に置いておくとインテリア映えもしますね。うち釜が土鍋を使っているということで、少し思う扱うのが大変なところはあります。また買ったばかりだからだと思いますが、少し薬のようなにおいも混じっていいたような気がします。
評価★★★☆☆ 評価3点
美味しい、そして安定して美味しく炊ける、高級炊飯器に恥じない機能は、とても魅力的。
ここ10年の集大成モデルの完成形と言える。その意味では、買って損なし、お勧めできるモデル。マイナス面は少し筐体が大きく置く場所が困ることかな。
◇東芝 「RC-10ZWP」 総合評価4.00点
評価 ★★★★★ 5点
とてもシンプルで扱いやすく、お米の味もおいしいですよ。うち釜、内蓋、外蓋の3点だけなのでとても楽ちんだとおもいます。
評価 ★★★★★ 5点
真空だからなのかわかりませんが、炊いてから30分経っても炊き立てとほとんど変わらないおいしさでした。また翌日食べてもおいしく食べることができます。
悪い口コミ
評価 ★★☆☆☆ 2点
たまたまなのかもしれませんが、炊飯しているときに急に止まり、蓋があかなくなってしまいました。修理に出して戻っ来て数か月後に同じ症状がでてしまい、味はいいだけに残念でした。
評価 ★★☆☆☆ 2点
食べた感想としては、可もなく不可もなく。部品が多いためお手入れが少し大変かな。あとご飯のツヤが以前使っていたPanasonicと比べてない感じ。
◇日立 「RZ-W100EW」 総合評価 4.35点
良い口コミ
評価★★★★★ 5点
とにかくおいしい。毎日の食事が楽しくなりました。極上炊きがとにかくおいしいため、一度の食事で食べきれる量を毎回炊くようにしている。少量炊きでも味が変わらないためとてもその点はプラス。操作も時計の設定以外は取扱説明書がいらないレベル。また蒸気が出ないため置き場所を選ばない
評価★★★★☆ 4点
ゆめぴりかを極上炊きで炊いてみました。以前は少し水っぽさというか、ねっとりした感じがあったんですが、すごいお米一粒一粒がしっかりしていて、同じお米を使ってもこんなに違うものなのかと感動しました。デザインがもう少し高級感あったらな~と思いましたが、他の炊飯器より安いのでここは仕方ないかな。
悪い口コミ
評価★★★☆☆ 3点
蒸気がでないのは置き場所に困らないのでとてもプラスになりますが、炊飯器を買い替えてせっかく値段の高い商品を買ったのに思ったほどの感動を得られなかったのが残念。
3,価格帯とまとめ
今回は炊飯器上位モデルを紹介いたしました。正直予算に余裕のある方に関しては、Panasonic、象印、タイガーの3機種で選んで頂ければ間違いはないかと思います。
予算を落としたいときは東芝、日立をお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。