パット名前を聞いたときに、すぐに答えが出てこない調理家電。それがこの4種類の家電ではないでしょうか。ここでは、それぞれの違いと使用用途・おすすめ商品をご紹介します。
|ハンドブレンダーとは?
1台で何役もこなせる優れもの
ハンドブレンダーは、「ブレンダー」とも呼ばれ、軸が回転する事で撹拌できるハンディタイプのキッチン調理家電です。
「潰す」「混ぜる」「刻む」「泡立てる」等、何役も務めてくれます。
本体アタッチメントを取り付けて使う事が特徴で、アタッチメントの種類が多いほど、様々な調理で活躍する事が出来ます。
また、ボウルやお鍋などに直接入れて使用する事ができ、使いこなせばこなす程、料理の幅が一気に拡大。
手間のかかる下ごしらえなども手軽にできるので、料理がとても楽になります。
また、最大500Wの協力パワーで短時間で調理が出来る事も魅力の一つです。
〇フードプロセッサ/ミキサー/ジューサーの違い
「フードプロセッサー」
フードプロセッサーは「みじん切り」が主な機能
食材を容器に入れて、下部についているプレートを使い、細かく切り刻むのがフードプロセッサーです。
食材のみじん切りや、ペースト状にすることに適しています。
容器が浅めのものが多く、また開口部が広く作られており、肉や魚などを入れやすくなっているのが一般的ですね。
すり身などミンチにすることが得意分野となります。食感が多少残るので、下ごしらえや離乳食を作るのにも適しています。
「ミキサー」
ミキサーには「ハンドミキサー」と「ミキサー」の2種類があります。
「ハンドミキサー」
ハンドミキサーは、泡立てやかき混ぜを行う機材となります。泡立て部を回転させ、卵を滑らかにしたり、生クリームを作るのに適しています。
「ミキサー」
ミキサーは、本体下部につけられたブレードで、食材を攪拌する調理機です。水分を多く含む個体を液状にする目的で使われることが多く、繊維を残したジュースや、氷を使ったスムージー、スープなどを作るときに活躍します。
「ジューサー」
野菜や果物を絞ることで「ジュース」を作り出すのが、ジューサーです。
繊維質と水分を分離し、さらりとしたジュースを作り上げます。よくミキサーと間違われますが、ミキサーで作るスムージーは、繊維をブレードで細かくして、飲みやすくしたもの。繊維質を取り除いた「ジュース」とは異なります。
ハンドブレンダーは、「ジュース」を作ることはできませんが、「混ぜる」「刻む」などの事が出来るため、調理器具としては、一番キッチン調理器具の中で使用用途が高い商品となります。
〇ハンドブレンダーの選び方
それでは、実際にハンドブレンダーを選ぶときのポイントをご説明します。
アタッチメントの多いものを選ぶ
アタッチメントとは、最初からついている付属品の事です。
ハンドブレンダーは、アタッチメントを使い分ける事が出来るので、このアタッチメントが多いほど、様々な調理を行うことが出来ます。
基本的な機能としては、「つぶす」事の出来るアタッチメント、「泡立てる」事の出来るアタッチメント、「刻む」事の出来るアタッチメントの3種類があります。
他にもひき肉やすり身が作れる、フードプロセッサーや、スライスや千切りが出来るスライサー等のアタッチメントが付属するハンドブレンダーも展開されています。
ブレードの種類
ブレードとは「刃」の事です。食材を砕いたり、混ぜたりする重要なパーツです。
この形状によって出来る事が変わっていきます。「チョッパー」や「グラインダー」の用のアタッチメントとして、複数のブレードが付属されているものもあります。
そしてブレードの材質も重要です。ナッツ類や氷のような硬い食材を調理するためには、硬い素材のブレードが必要だからです。
例えばステンレス素材だと変形しづらく、また熱にも強い為頼りになります。普段どんな食材をよく使うのかをチェックして購入する事をお勧めします。
回転スピード切り替え機能
ブレードの回転スピードを調整できると、仕上がり具合を調整できます。粗目に刻んで食感を残したい場合は、回転速度を抑えることでイメージ通りの調理が出来るようになります。
また、ブレンダーは高温になりやすい為、連続運転の時間もスピード調整と合わせてチェックする必要があります。
スイッチ式やダイヤル方式、有段階や無段階など調整レベルも多様なので、自分にとってどれが一番適しているのかそのタイプを選びましょう。
ブレンダーおすすめ6選
ブラウン MQ775
こちらは、1台7役の人気モデル。
「つぶす・混ぜる・泡立てる・きざむ・スライス・せん切り・こねる」
握る力を変えて調整するスマートスピードとセーフティロック付きです。メーカーがブラウンというのも安心できますね。
ブラウン MQ735
同じくブラウンンで、こちらは1台で4役。
機能が多すぎると使いこなせなさそう、もうすこし安価な商品がほしいといった方にお勧めです。
「つぶす・混ぜる・きざむ・泡立てる」のオーソドックススタイプ。もちろんアタッチメント自由交換でお手入れ簡単。
パナソニック MXS302
1台4役と標準タイプですが、「ダブルアクションスイッチ」が採用され、誤ってボタンを押してけがをしてしまう事を防止します。
また、4枚刃ブレンダーカッターを採用し、野菜や果物の繊維を細かくカットし切れ味は抜群です。
クイジナート CSB-80JBS
「つぶす、刻む、泡立てる、こねる、おろす、細切り、うす切り」の1台7役
「おろ機能」も付いているので、大根おろしなども簡単に作ることが出来ます。
コンパクトサイズで、機能が多く、価格もリーズナブルの為、とても人気商品となります。
テスコム THM332 W
「つぶす・まぜる・きざむ・泡立てる・おろす」の1台5役でありながら、とてもお値段がリーズナブルなのが特徴。
軽量な作りと持ちやすいフォルムで、使い勝手がとても良好です。
連続運転等に高温となってしまったとき、「温度エラーランプ」が点灯してくれるので、初めて使う方にお勧めです。
バーミックス M300 スマートセット
ハンドブレンダーの生みの親とも言われる「バーミックス」
1954年に発売されてから愛され続ける名作。最近ではモーターパワーが従来の1,5倍になり、硬い素材を素早く砕きたい方におすすめ。
更に別売りのパウダーディスク使用すると調理の幅が広がります。