どうも。のんすけ店長です。今回はSONYブラビアから有機EL A90Jシリーズをご紹介いたします。
商品紹介する前に、有機ELと液晶テレビの違いってご存じですか?
有機ELとは
「有機EL」とは、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro Luminescence)の略で、有機物が発行する現象のことを指します。この現象を利用した半導体は、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)と呼ばれており、次世代のディスプレイ方式として非常に注目を集めております。
日本では、この原理の名を用いて「有機テレビ」や「有機ELディスプレイ」と呼ばれていますが、世界的には半導体の名前を用いて「OLEDテレビや」「OLEDディスプレイ」と呼ばれています。
よくSONYテレビの箱には「OLED」と記載がありますが、両者の語は意味が異なりますが、指している製品は基本的に同じとなります。
では有機ELと液晶は何が違うんでしょうか。
テレビを買うときに、有機にしようか液晶にしようか、一番気になるところだと思います。もっとも明確な相違点は、液晶がバックライトを必要とする一方で、有機ELは半導体そのものが自体で発行することです。
液晶の場合
液晶の場合、電圧をかけることで変化するのは液晶の分子です。この液晶の分子が向きを変える事で、バックライトの透過率をコントロールします。また3原色のカラーフィルターを通る光量を調節して、鮮やかな映像を作り出せます。
有機ELの場合
一方の有機EL方式では、液晶のようなバックライトを必要としません。電圧をかけることで、有機物そのものが発行します。つまり、バックライトを必要としないことで、液晶と比べて薄く作ることが出来ます。
それでは有機ELと液晶を比較したときのメリットとデメリットを詳しく説明していきますね。まずは、それぞれの特徴を表にまとめてみました。
比較項目 | 有機ELテレビ | 液晶テレビ |
ラインナップ | 少ない | 多い |
価格 | 高い | 安い |
本体の厚さ | 薄い | 厚い |
本体の重量 | 軽い | 重い |
画質 | すごく良い | 良い |
遅延 | 殆どない | ある |
消費電力 | 高い | 少ない |
有機ELテレビ
〇薄型軽量
壁掛けや壁寄せスタンドで設置する事で、お部屋のスペースが広がる。
〇画質が良い
バックライトでの発行ではないため、「黒に近い」映像を再現できる。
〇遅延がほとんどない
スポーツ観戦などの動きの速い映像も殆ど残像を残さず映像を見れる。
×価格が高い
まだ量産技術が確立されていない ※現状韓国メーカが先に開発
×消費電力が高い
今後の技術介入次第では低商品電力に変わるかもしれません。
液晶テレビ
〇種類が豊富
〇価格が安い
〇消費電力が少ない
×重い
×画像の遅延がある
有機テレビは、液晶の1/10程の薄さと言われており、壁掛け等に最適となります。また、非常に画質が良く、迫力のあるリアルな映像を楽しむのであれば、液晶テレビとは全くレベルが違います。特に前途述べた通り、液晶は光りっぱなしのバックライトに、液晶の分子が向きを変えて色を出すため、「黒色」を出すのが非常に難しい性質を持っていますが、有機ELテレビは、電源を消した時に近いほどの黒色を表せるため、映画などの映像を楽しむことが出来ます。ただし、価格はまだまだ高いのも事実で、消費電力も液晶から比べて多いため、お財布と相談して決める必要もありますね。
それでは、表題のSONYブラビアA90Jシリーズをご紹介します。
SONY XRJ83A90J
圧倒的な輝きと、映像と音の一体感が生み出す没入体験。認知特性プロセッサー「XR」搭載のフラッグシップ4K有機ELテレビ
・自然で色鮮やかな映像 「XR」
人が物事を認識する際、目や耳から入ってくる膨大な量の信号を、脳が横断的に判断しています。従来のテレビのAI技術では、色やコントラストといったような映像信号をそれぞれ個別に処理していますが、認知特性プロセッサー「XR」は、人の脳のように、数十万もの映像信号を横断的に分析が可能なので、より自然な美しさで映像を描き出します。
「XR トリルミナス プロ」を搭載したことにより、色再現領域がより一層拡大されました。そして認知特性プロセッサー「XR」の新アルゴリズムにより、彩度/色相/明度を3次元で検出。その他その他画質要素と横断的に最適化処理を行うことで、より細部まで忠実で、人の目にとって自然な色を再現することが可能になりました。
XRとは
人の脳のように、映像を認識するテレビ。人がどのように世界を見ているのか、どのように音を聴いているのか。これらを人の認知特性をプロセッサーに取り入れる事で、今まで以上の没入体験をすることが可能。
認知特性?
目や耳から入ってくる膨大な量の信号を、脳が横断的に処理をすることで、人は物事を認識してます。このことを「認知特性」と呼びます。
・なめらかな色を実現
SONY独自の「階調変換機能」が搭載。地上波等の8bitやHDR信号の10bit映像を14bit相当にて出力してます。上記画面のように刻々と変化する夕焼けの赤や紫などの、微妙な色合いをリアルに再現します。
・「XR」Contrast
有機ELパネル特性と入力された映像信号を横断的に分析/処理し、さらにパネル表面の温度分布を検知する温度センサーと放熱用インナーシートを組み合わせた独自構造の有機ELパネルを採用することで、緻密に温度予測し発光制御を行っています。これにより、映像の明るい部分のピクセルを全色同時点灯することが可能に。発光性能を最大限まで高め、従来の有機ELパネルより明るく、高コントラストな映像を実現。鮮烈な輝きから漆黒までリアルに描き出します。
・よりリアルな高コントラストを実現
映像の中で、それぞれの被写体に対して、コントラストを向上させる為の映像処理をすることに加えて、横断的な映像分析と処理を行うことで、映像自体をHDR相当へのコントラストまでアップコンバートすることが出来ます。色合いや立体感、質感等、本当に目の前にあるかのように書き出しします。
・被写体毎に最適な精細感を表現
映像全体に対してではなく、被写体一つ一つに対して、最適な超改造処理を行い、細かい部分まで、現実に違い質感を表現します。
・XR Motion
動きの速いスポーツ観戦において、残像って気になりませんか?夜間映像が映し出されたとき、立体感に物足りなさを感じることはありませんでしたか?
このXRモーションはそんなストレスを軽減してくれます。
バックライトを使用しない自発光デバイスである有機ELパネルは、画素単位の細やかさで映像を制御。深みのある美しい黒と明るい輝きによるコントラストの差で奥行きのある表現を可能にします。
また、有機ELパネルの広視野角の特性により、どこから見ても美しい映像を楽しめます。高い動画応答性能をあわせ持つため、動きの速いアクション映画やスポーツなどでも、残像の少ない映像を再現します。
加えて、バックライトがないことで薄型化を可能にし、すっきりとしたデザインを実現します。
テレビの映像は静止画をパラパラ漫画と同じ原理です。
コマ数が多いほど映像が滑らかになります。よく聞く「倍速機能」とは、1秒間60コマの映像のコマとコマの間にIコマの新規映像を生成して120コマにする技術。SONYはこの「コマ数補間技術」を採用し、残像が低減され動きの速い映像が見やすくなるんですね。
・HDR信号に対応
よく、地上波を見ているときに、白飛びして映像が見えづらくなる時ってありませんか?
HDR10や新4K衛星放送で使用されているHLG(ハイブリッド・ログガンマ)、ドルビービジョンなどのHDR信号に対応(*)。地上放送などで使用されているSDR信号に比べ、広いダイナミックレンジの輝度情報を扱えるようになります。これにより、白飛びしてしまいがちな明るい部分の色味や潰れてしまいがちな暗部の階調も再現し、肉眼で見ているかのような奥行き感や立体感のある映像を創出します。
以上今回はSONY XRJ80A90Jのご紹介でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。