梅雨時期の悩みと言えば、服の生乾き臭や、体がべとべとになって不快な気持ちになってしまうことではないでしょうか。そんな時には除湿機がお勧め。
しかし、除湿機を選ぶ場合には、それぞれの機能や特徴をしっかりと理解しておかないと、買った後に後悔をしてしまう可能性があります。
ここでは、除湿機の特徴や性能、お勧めする除湿機をご紹介いたします。こちらの記事を見て頂いて参考になればと思います。
1.除湿機とはどんな商品?
2.【重要】除湿機の選び方
2.1コンプレッサー式
2.2デシカント式
2.3ハイブリット式
2.4除湿能力
2.5あると便利な機能
2.6メーカー別特徴
3.おすすめ除湿機
4.まとめ
1.除湿機とはどんな商品?
除湿機とは「お部屋の中の水分を吸い取り湿度を調整」する家電です。特に最近では高温多湿となる日が多く、その為に部屋干しをする家庭がとても増えてきました。
エアコンにも除湿機能が付いているものもありますが、持ち運びを行うことができない為、お風呂場や押し入れ等湿気が溜まりやすい所には、除湿機がとても重宝します。
2.【重要!】除湿機の選び方
除湿機を選ぶときに絶対に欠かせないのが「除湿機の種類」です。除湿機には大きく分けて「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリット式」に分けられます。
この3つの方式を間違えてしまうと、大変なことになってしまいますので注意が必要です。
方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリット式 |
電気代 | 安い ◎ | 高い × | やや高い ▲ |
運転音 | 大 × | 小 〇 | 大 × |
室温上昇 | 1~2度 〇 | 2~3度 × | 1~3度 ▲ |
重量 | 重い × | 軽い 〇 | 重い × |
使用環境 | 室温15℃以上推奨 × | 室温0℃~可能 ◎ | 室温0℃~可能 ◎ |
価格 | 1万5千円~ 〇 | 1万円~ ◎ | 4万円~ × |
2.1〇コンプレッサー式
使用推奨時期 春~秋
コンプレッサー式除湿器は湿った空気を冷やして結露させ、水分を取り除く除湿機です。コンプレッサーはキンキンに冷えた鉄の塊に空気を触れされるため、室温がとても低い場所で使ってしまうと、コンプレッサーが凍り付いて、十分な性能を発揮できなる場合があります。しかし、電気代が安く、販売価格も比較的買い求めやすい為、春~秋にかけて使用する方には一番お勧めする商品となります。
コンプレッサー式除湿機についてもう少し細かく調べてみたい方はこちらを参照してください。
2.2〇デシカント方式
使用推奨時期 秋~春
デシカント方式は、湿った空気に温風を吹き付けて、蒸発させて水分を取り除きます。静音性に優れてはいますが、室温が上がりやすく夏場に使用してしまうと、部屋の中がものすごく暑くなってしまします。また、熱を放出してしまうため、電気代も高くなってしまいます。
本体価格はコンプレッサー式から比べると安く手に入りますが、どちらかというと冬場に特化した除湿機と言えます。
デシカント式に関してもこちらで細かく説明していますので是非お立ち寄りください。
2.3〇ハイブリット方式
推奨時期 通年
ハイブリット方式は、コンプレッサーとデシカントの両機能を持ち合わせた除湿機です。
その為一年を通して使うことができます。それぞれのデメリットも継承していますが、もちろんデメリットも継承しています。そしてなにより価格が高い事が最大のデメリットとなります。
価格に対して特にこだわりがない方には、迷わずハイブリット方式を選びましょう。
2.4除湿能力
除湿の力は「1日/L」というような形で表記されています。これは1日にどれだけの水分を除湿できるかというもので、カタログ上では適用畳数と合わせて掲載されています。
▼除湿量と適用畳数の目安
除湿能力 | 適用畳数 |
4L未満 | クローゼットや押し入れ |
4L~6L未満 | 木造6畳 鉄筋12畳 |
6L~8L未満 | 木造8畳 鉄筋16畳 |
9L~12L未満 | 木造10畳 鉄筋20畳 |
13L以上 | 木造12畳 鉄筋30畳 |
より大きい適用畳数の除湿機を購入したほうが、早くお部屋を除湿してくれるので、その分電気代も安くなりますが、本体価格が上がる傾向となりますので、ご予算に合わせて選んで頂ければと思います。
2.5あると便利な機能
〇「常に湿気を気にしている」方におすすめ
「40% 50% 60%」のように、お部屋の湿度を細かく設定できる機能があると常に稼働し続ける事がなく電気代も抑制できます。比較的上位モデルには搭載されていますが、一部搭載していないモデルもあるので、購入前に確認した方がよい機能となります。
〇送風モード(衣類乾燥)
部屋干しをメインに考えている方は「ピンポイント送風」や「ワイド送風」等、風の向きを自動で調整できる機能が付いているものがお勧めです。ルーバー(送風口付近にある風の向きを調整する羽)が付いていて、風の角度を変える事が出来れば、衣類全体に風を送ることができ、乾きムラを抑える事が出来ます。
〇静音モード
特に小さなお子様がいるような家庭では、寝ている間にも稼働できるよう静音モードが搭載したモデルがあると便利です。除湿機は比較的音が大きめとなっている為、この静音モードを使用することで、30㏈程まで下げられます。
〇タイマー設定
除湿器は電気代が他の家電から比べると高めとなっています。その為タイマー設定があれば無駄な電気代を抑制する事が出来ます。
2.6メーカー別特徴
〇SHARP
比較的コンパクトなタイプの商品が多いです。方式は「コンプレッサー式」を採用しています。プラズマクラスターも搭載している為、カビやにおいを抑制してくれます。
〇Panasonic
「ハイブリット」と「デシカント方式」の除湿機をそれぞれ発売しています。ルーバーがよく動くため、特に衣類乾燥に使用する方におすすめ。「ナノイー」が搭載しているものもあり、SHARP同様匂いやカビを抑制します。
しかし、ブランド力の高いPanasonicは若干値段が高めとなります。
〇三菱
主に「コンプレッサー方式」となる除湿機。コンプレッサーではあるものの、冬モードが搭載しており、室温の低い所でも活躍します。またエアコンでも搭載している「ムーブアイ」は、乾きにくい素材の衣類中心に風を送るなどとても高性能となっております。こちらも高性能であるがゆえに若干お値段は高めの設定となっています。
〇コロナ
とにかくシンプルで使いやすく、余計な機能はいらない!っといった人にお勧めです。「コンプレッサー方式」を採用し、電気代も抑えられ、価格もお手頃なため、とても人気があります。
〇アイリスオーヤマ
こちらも、とてもシンプルで価格もお安いものが多くなっています。「コンプレッサー方式」と「デシカント方式」ともに発売しています。
アイリスは色々な家電製品を扱っていますが、とにかく余計な機能や部品を削って価格を抑えている為、とても消費者の方から人気があります。
以上がメーカー別の特徴となりますが、よく通販等で聞きなれないようなメーカーの除湿機が販売されていますが、除湿能力がかなり落ちてしまう可能性があるので、上記5メーカーで探されることをお勧めします。
3.おすすめ除湿器
続いておすすめの除湿機となりますが、前途でも紹介しましたおすすめ除湿機はこちらに掲載しております。是非参考にしてみてください。
4.まとめ
今回は除湿機のご紹介となりました。現在では除湿機は必須家電と言われるほど、なくてはならない家電になりつつあります。
高温多湿の環境下の中、除湿機がないとカビ等が繁殖し、体調不良等の影響が出てしまうこともありますので、まだ除湿機をお持ちでない、もっているが買い替えようと考えている方は是非検討してみてください。