低温調理のメリットは、うまみや栄養分を逃さないこと。そして高温で調理すると硬くなってしまう肉料理も柔らかく仕上がります。
とても高性能でも、意外と家電量販店に売っていない「低温調理機」。
多種多様の商品がでていますが、結局「どれを買っていいかわからない」
そういった方結構多くいるのではないでしょうか。
今回は、低温調理機の特徴やお勧め商品、注意事項などを交えてご紹介いたします。
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自炊するにも中々な時間がとれなくても、しっかりと調理をしてくれる調理機「低温調理機」
食材を投入し、ボタンを入れるだけで簡単に調理が出来ます。折角買ったお肉や野菜をおいしく食べませんか?
|低温調理機とは?
低温調理機とは、低めの温度でじっくりと食材を加熱する調理機です。
お肉を調理すると硬くなりませんか?結論は「調理する温度」が原因なんです。
通常タンパク質は、約63℃~70℃で硬くなり始めるといい、沸騰したお湯などに入れてしまうと一瞬で硬くなってしまいます。
しかし、「低温調理機」は50℃~70℃の温度を維持しながら調理ができ、タンパク質の凝固や、流失を抑えられるので、食材のうまみを保持したまま調理が可能となります。
低温調理機は電気を使用します。
商品によって異なりますが、800wタイプで1時間約20円程、1000wタイプでも1時間30円程です。1カ月毎日使用しても800wで約620円、1000wで約800円程に抑えられます。
※プロパンガスの場合、弱火で計算した場合、1時間11,2円程、1カ月で347円の為、多少割高にはなります。ガスは目を離せないデメリットがありますし、温度を一定に保つことが難しくなります。
・低温調理機ではどんな調理が出来るのか?
低温調理機の特性を生かせるのは、お肉や魚料理です。
先ほども説明させて頂きましたが、タンパク質の最大の敵は「高温」です。
低温でじっくり加熱する事で、うまみやジューシーさを保持することが出来ます。
例えばローストビーフやステーキ、角煮等は低温調理機に向いています。
・ここは気を付けて!!
低温調理機は食材の栄養やうまみを逃しません。火を使う事もなく安全で、操作もとっても楽ちんです。
一方で低温調理機は「食中毒」を引き起こす可能性もあります。
サルモネラやカンピロバクター等の最近は、60℃~65℃約3分程で死滅するといわれております。
その為、設定温度は60℃で設定する事をお勧めします。
また、調理後すぐに食さず、冷蔵庫などで保存する場合は、すぐに急冷してから入れるようにしなくてはなりません。その為、低温調理機で調理する場合は、出来るだけ一度に食べられる量を作る様にしてください。
|低温調理機を選ぶポイント
低温調理機を選ぶポイントは以下の通りです。
①パワーで選ぶ
②対応する鍋の深さと量で選ぶ
③クリップ式・ねじ式で選ぶ
④コンセントを確認
⑤スマホアプリ
①パワーで選ぶ
パワーは低温調理機を選ぶにあたり、とても重要となります。パワーが大きいほど、早く設定温度に到達するため、調理時間の短縮につながります。
ワット数の目安は、800ワットあれば十分に機能しますが、家族数が多く、大きい肉や、たくさん料理をする場合は1000ワットを選びましょう
②対応する鍋の深さと量で選ぶ
低温調理機は、鍋に直接入れて調理するので、使用する鍋の大きさや、対応する水量に適した商品を選びましょう。
一般家庭用であれば、15L程度でも十分です。
よく人が集まりパーティーなどをする場合であれば、20L程あれば、塊肉でも十分対応する事が出来ますよ。
③クリップ式・ねじ式で選ぶ
低温調理機には、本体を固定する際に「クリップ式」と「ねじ式」の2つが存在します。
「クリップ式」は鍋に挟むだけなので、取り付けはとても楽に行えます。自身が持っている鍋を挟むことが出来れば、基本対応する事が出来ますが、クリップの形状はそれぞれ違うため、鍋の厚みによっては挟めないものもありますので、その場合は挟める鍋を使いましょう。
「ねじ式」は、固定する必要があるので、若干手間がかかります。その代わり、厚みのある鍋にも使う事が出来るため、家庭にあるお鍋はほぼすべて使用する事が可能となります。また、うっかり本体に触れてしまっても、ずれる事がないのも安心です。
④コンセントを確認
通販上で買う場合の注意事項として、「海外仕様」の可能性があること。海外製の商品を買う場合は日本仕様になっているかを確認する必要があります。
また、本体を使用する場所から、コンセントまでの位置を確認しましょう。電源コードが足りなくならないように、長いものを選ぶなどの事前確認をすることをお勧めします。
⑤スマホアプリ
低温調理機の中には、スマホと連動する事の出来るモデルもあります。
スマホで、時間の管理や温度管理が出来るようになるので、低温調理機のそばから離れても、設定時間時間にお知らせしてくれるので、少し離れた場所でも安心です。
また、Wi-Fiにつなげる事で、常に見守ることがなく、買い物やお子様を迎えをしたりと、すきま時間を友好的に活用する事が出来ます。
|低温調理機おすすめメーカー
アイリスオーヤマ LTC-02
電源 | AC100V |
定格消費電力 | 800W |
設定可能温度 | 25~95℃(0.5℃単位) |
最大使用水量 | 12L |
製品寸法 | 幅50mm×奥行100mm×高さ334m |
製品質量 | 900g |
電源コード | 約1,5m |
鍋深さ | 10cm以上 |
防水 | 〇 |
アプリ | × |
鋏形状 | クリップ式 |
鍋が浅くても使用可能な軽量タイプ。ギザギザクリップでズレにくい。操作パネルが斜めになっていて見やすく、ワンタッチで祖簡単操作。
また前モデルもあり、重さやパワーが若干落ちますが、予算を抑えたい方はこちらもあります。
モダンデコ szh01
電源 | AC100V |
定格消費電力 | 1000W |
設定可能温度 | 0℃~90℃ |
最大使用水量 | 非公開 |
製品寸法 | 幅80mm×高さ310mm |
製品質量 | 約1,3Kg |
電源コード | 約1,2m |
鍋深さ | 非公開 |
防水 | 〇 |
アプリ | × |
鋏形状 | クリップ式 |
モダンデコの直販モデル。スリムなボディーと1000wのハイパワーモデル。しかも、価格も比較的安価に手に入り、もちろんタイマー設定機能も搭載。
グリーンハウス「GH-SVMA」
電源 | AC100V |
定格消費電力 | 1000W |
設定可能温度 | 0℃~90℃ |
最大使用水量 | 約15L |
製品寸法 | 幅50mm×高さ300mm |
製品質量 | 約1kg |
電源コード | 約1,2m |
鍋深さ | 非公開 |
防水 | 〇 |
アプリ | × |
鋏形状 | クリップ式 |
スリムでコンパクトながら、大パワーの1000w。最大使用水量15Lと大きめの鍋を用意しなくて済物も特徴。
漏電防止のIPXを搭載しており安心設計と、買ってすぐに使えるようにレシピブックが付属しています。
貝印 DK-5129
電源 | AC100V |
定格消費電力 | 1000W |
設定可能温度 | 0℃~95℃ |
最大使用水量 | 約20L |
製品寸法 | 190(幅)×310(高さ)×77(奥行)mm |
製品質量 | 約2kg |
電源コード | 約1,2m |
鍋深さ | 非公開 |
防水 | 〇 |
アプリ | × |
鋏形状 | クリップ式 |
大きなパワーと、最大使用水量20Lで、大家族向き。専用袋で本格的な真空調理が出来、うまみと栄養を逃がしません。
・他にもお勧めする低温調理機
|まとめ
ここまで、低温調理機のご紹介をさせて頂きました。低温調理機はご家庭で簡単に本格的な料理を行うことが出来ますので、興味のある方は是非覗いてみてください。
また、低温調理機は一般的な調理方法より安全と言われておりますが、正しい知識なく調理してしまうと、「食中毒」を引き起こしてしまう可能性があります。
調理前の手洗いや、包丁・まな板を常に清潔にする。食材を保存する場合の保存方法をしっかりと確認し安心・安全・おいしい低温調理をしてくださいね。
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